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「ド忘れ」について
昨日の夜は腰がソワソワしてなかなか寝付けませんでした。寝る姿勢がどうもしっくり来ないのです。私の場合毎日とは言えませんが、通常毎日眠っている訳ですから、眠りやすい姿勢って身体が無意識に記憶しているはずですよね。でも、実際はそうでもないようです。試行錯誤して眠りやすい体勢を取ろうとするのですが、どれもしっくり来ない。結局は、いつのまにか眠れましたので、今日も頑張れています。

いつも使っている言葉が急に思い出せなくなったり、何かをしようと思ったのに、その何かが思い出せない。こういうことって誰でも経験があると思います。これを一般に「ド忘れ」と言いますが、この「ド」という部分が妙に気になりました。

ちなみに「ド忘れ」に辿り着くためには、それ自体を思い出そうとするのではなく、手がかりを利用するのが有効なようです。つまり「ド忘れ」はただの単純な「忘れ」ではない「ド」という様々な手がかりを持っているのです。勿論どんなことにも必ず手がかりはありますが、そこに「ド」が付くことで、日常の生活にまで広く浸透しているような事象であるものへとなるのです。

あまり良い響きには聞こえない鈍くさそうな「ド」ですが、日々の活動がこの「ド」に結び付く何かでありたいものです。
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# by liquid_architects | 2009-03-18 17:36 | hiroki matsuura
「ズボン2枚履き」明日から卒業
大分温かくなってきましたね。実は根っからの寒がりで、冬が何かと苦手です。上着は着込めば良いのですが、足下の対策が難しく、冬場は2枚のズボンを着用しています。なんだかおじいちゃんぽいとよく言われますが、自転車通勤なので、寒さには勝てません。ですので、冬はゆったりめのパンツと細めのパンツ両方を買います。

そろそろ桜も咲きそうなので、明日から1枚履きにしようと思います。温かくなって、ふと太陽を見ると大分日が長くなっているのにも気付かされます。毎日少しずつ日照時間が長くなったり、短くなったりしている訳なのですが、いつも急に変化しているかのように感じてしまう。些細な変化とは見落としてしまいがちです。

小さな積み重ねって大事なことなんですね。積み重ねって、日の長さがちょっとずつ変化しているのと同様、やっている本人でさえもその結果が現れているのか実感できない。結果が見えてこないから辞めてしまう。でも、続けていけば絶対ふと、その成果を肌で感じることができるでしょう。

ようやく、ブログを書くのも習慣付いてきました。半年後か1年後かもっと先のことかもしれないけれど、今続けている些細な事が自分をいろんな意味で一回り大きく成長させていることに気付くのを楽しみに、続けていこうと思います。
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# by liquid_architects | 2009-03-17 22:02 | hiroki matsuura
「最近ようやく判った当たり前のこと」について
本当に当たり前のことかもしれませんが、私にはここ最近身体で実感したことがあります。それは、「腹が減っては戦はできぬ」ということです。事務所が青山なのでとても便利なのですが、ひとつ困るのが「夕食をどうするか?」という点。忙しいときに、さくっと食べられる定食屋さんのようなお店が少ないのです。ランチは問題ないのですが、夜は大体のお店がお酒を振る舞うようになってしまうため、まだ一仕事ある人間には向きません。

そうなると「仕事を終わらせてから、食べよう」ということになるわけですが、実はこれがあまり良い結論ではなかったことが最近判ってきました。お腹が空いていると、精神状態が良い方向に向いておらず、集中力に欠けてしまうようです。まだ、3時間以上仕事をするのであれば、食事に1回行った方が総合的に作業効率は上がるというのが私の見解です。

作業を途中で中断して食事に行くのは、非常に面倒に感じて後回しにしようとするのも理解できますが、多分「お腹が空いた」と身体が訴える時点で、「食事を摂れ」と無条件に命令を下されているのです。「疲れていたら、休む」「お腹が空いたら、食べる」「遊びたくなったら、適度に遊ぶ」こういう当たり前のことって、当たり前のように素直に受け止めた方が良い方に転ぶのだと最近は思っております。
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# by liquid_architects | 2009-03-17 10:29 | hiroki matsuura
「www.AHAFT.com」について
サーバーにある WEBアクセスログ解析を見てみると、過去に出た雑誌のリンクから訪れる方がコンスタントにいる事が分かりました。特に「AHAFT」のサイトを紹介した雑誌からのアクセスが多いので、インターフェイス部分のみですが、アップしてありますので、こちらを参照してください。

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それにしても、5年前の雑誌にもかかわらず、未だにそれを見てアクセスしていただける方がいるということに少しビックリしましたが、それにしても雑誌というメディアの影響力って大きいんですね。
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# by liquid_architects | 2009-03-16 12:31 | hiroki matsuura
「平滑さ」と「凹凸」
私達が生活している建築物の仕上げに注目してみると、平滑なものと凹凸があるものに気がつきます。建築をデザインする際、材料の表面が「平滑か」、「凹凸があるか」のどちらを選択するかについて、その判断はとてもむずかしいことです。そのことについて少し書いてみます。

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平滑な仕上げは、空間全体が洗練された印象となりデザイン性を高めてくれ、比較的ローコストで施工可能なので設計者には比較的好まれる仕上げです。ただこの仕上げは広い面積を施工した場合、割れと汚れが目立ちやすいという問題があります。それを防ぐには仕上材を性能の高いものとし、下地処理を適正に行えば前述したような問題は軽減しますが、コストがかかります。ただ、平滑なので汚れを掃除するのは比較的容易です。

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凹凸のある仕上げは、人との距離により印象が変わります。遠景では仕上げは平滑に近づいた印象となり、近景ではその凹凸が表情を演出します。光のあたりかたと距離により表情が変化する特徴があります。凹凸の陰影で、平滑な仕上げよりも割れや汚れは目立ちにくいので施工関係者に比較的好まれます。ただ凹凸の形状のためコストはかかり、また掃除を行うのに手間もかかります。

平滑な仕上げは汚れたら再施工するというメンテナンスを継続していけば問題はありませんが、海外と違い住まいのメンテナンスに対する日本人の意識は低いのでメンテナンスの手間と費用がかかりすぎるとクレームが発生し問題となってしまいます。そのため、それらの長所短所を考慮した上で、前提となる設計条件からデザインを行い、それらに対し最適な選択を行うことが必要です。
そのような理由から、仕上材料の表面形状の選択は判断がとてもむずかしいのです。

建築家になるには年月が必要とよくいわれます、それは多くの知識と経験が必要な判断がとても多い仕事であるからです。実際に実務経験を積んでみると、そういわれていることがよくわかります。
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# by liquid_architects | 2009-03-13 21:01 | shiro kobayashi
「SEO」が気になる その2
ウェブサイトには実際見えてくるビジュアル的な部分と、そうでない部分があります。プロではないので詳しくは分かりませんが、そのそうでない部分をデザイン(構築)することによって、検索エンジンが表示する検索結果をある程度操作できるというのです。

実際プロジェクトが完了し、実際のカタチになるまでには、様々なプロセスを経ています。ボツになってしまったアイディアもあれば、予算の関係で思い通りのものにならなかったもの、また多くの要望によって、その条件を満たすためにコンセプトの濃度が薄まり、クリアに表現できなかったものなど様々です。そういった一連のストーリーを知る関係者とそれを全く知らない第三者では、情報量が違うため、同じ空間・物に触れた時の印象は異なってきます。

特に検索エンジンの場合は、分析するのはアルゴリズムというプログラム、実際見るのは人間というプロジェクトの関係者と第三者以上の差があります。こういうことって情報社会では、ウェブ以外でも至る所にありますが、両者のバランスを取ってデザインするのは、非常に難しいことです。

勿論「SEO」対策をメインにすれば、見えてくる視覚的なデザインも限定されてきます。ちょっと調べてみたところ、サイト内で言えば検索キーワードが出現する率や位置、フォントの大きさ・太さが重要なようです(他にも様々な技術があるようです)。勿論テキストで検索する訳ですので、当たり前と言えば当たり前です。ただ、これは実際人から見える意匠的デザインで解釈すれば、写真や動的なものは適しないし、レイアウトさえもある程度決まってくるオリジナルに欠けたものになってしまいます。

だからといって、検索しても全く引っかからないデザインでは、どんなに意匠的に優れたデザインであっても誰も見てくれない自己満足なサイトになってしまいます。「SEO」対策に特化させるのもデザインだし、人間の目から見える、または人間が体験することに特化させるのもデザイン。でも、それを評価する側の指標によって、その評価は180度変わってしまう。デザインという言葉が非常に広義であることを改めて感じます。
でも実際にはその両者の指標が相反しているのではなく、むしろ同調しているという難しさがそこにはあるんですよね。

人間が創り出したネット空間だけあって、人間の社会と似た構造に近づいている気がします。難しい世界ですね。
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# by liquid_architects | 2009-03-13 18:23 | hiroki matsuura
「SEO」が気になる その1
「SEO」とは皆さん御存知だとは思いますが、「Search Engine Optimization」の頭文字をとったもので、「検索エンジン最適化」のことです。

勿論、「多くの人にサイトを見てもらいたい」「私たちのことを知ってもらいたい」ということもあるのですが、私が気になるのは、そこには実際の目には見えてこないデザインがあるということです。

先日、約1年振りに五賓館にメンテナンスの打ち合わせに行ったのですが、竣工後の空間より明らかに雰囲気が良くなっていたんです。これは写真では伝わらない(多分、写真では竣工写真の方がキレイに見えるはず)何かが育まれたからでしょう。それは、スタッフやお客様の店に対する思い入れかもしれないし、実際そこで料理人が仕事をするリズムのある包丁の音や料理の匂いかもしれない。まさに人と空間の波長が合い、互いが増幅された時、そういった現象が起こるのでしょう。事実、お店を非常に大切に使ってくれていました。それは設計した我々にとっても嬉しいことであり、非常に光栄な事です。

私たちが空間以外のグラフィックデザインを手掛けるのも、空間は使われていく時間もデザインし続ける必要があると感じたからです。また、個人的にもその時間を共有したいという思いもありました。トータルにデザインすることは、その空間に係わり続ける、それは店舗の設計、販促物の制作という分断されたものではなく一連のストーリーをデザインしていくことです。そういったデザインは個々の仕事だけでは見えてこないデザインであり、それが実は一番大切なことなんだと思っています。
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# by liquid_architects | 2009-03-13 16:31 | hiroki matsuura
「軽めにたまには書かないと続けるのがしんどい」と思う
皆様、こんにちは。
リキッドアーキテクツ松浦弘樹です。

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ここ最近マジメなプロジェクトのコンセプト文が続いて、更新がしんどくなったため、あまり重く考えずに色々綴っていこうと思います。せっかくなら楽しく続けていきたいです。力を入れる時は、勿論しっかり書くつもりです。

何年もほったらかしにしていたウェブサイトにもようやく人が戻り始めてくれたみたいで、一安心です。ようやく仕事が一段落したので、今は株式会社設立の準備をしています。特に問題なければ、今月末には登記になるかと思います。

ウェブサイトを更新しなかった理由も、株式会社に早くしようと思っていたのが原因の一つで、「もうじき会社になるからその時一新しよう」と思いつつも、忙しさから開放できず、結局2年程経ってしまいました。社名は、「リキッドアーキテクツ」ではなく、別の名前にしました。ネットで検索すると、ジャンルや国籍を問わず、多くのサイトがありましたので、世界を見据えて活動していきたい強い気持ちから、新たなネーミングとしました。

ウェブサイトの「LIQUID ARCHITECTS」がテキスト表記にしているのはそのためで、登記後の移転・更新を踏まえたためです。会社名はまだ秘密です。
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# by liquid_architects | 2009-03-12 16:49 | hiroki matsuura
「ラザールダイヤモンドブティック銀座本店ファサード」について
今日は、ラザールダイヤモンドブティック銀座本店ファサードについて書きます。

まず高級ブティックが建ち並ぶ銀座の中心地ということもあり、季節によって装いを刻々と変える街並みを取り込み、表情を変えていくようなファサードにしたいと考えました。賑わいある周辺風景やライトアップされたビルや電飾看板等の眩い光がパネルに映りこむことで、照りや反射・屈折といったダイヤモンドの持つイメージを顕現化させることができると考えたからです。

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そこで、敷地境界線とビル躯体との距離がほとんどない敷地条件のなか、高さ15mmで統一した大小異なるサイズの多角錐形状のアルミパネルの集合によってできた外装とし、稜線の傾きが各々異なる多面体を無数につくり出しました。幾枚もの多角錐形状のアルミパネルの高さは、全て15mmの統一となっているのですが、形状・サイズが全て異なるため、重心と各頂点を結ぶ稜線の傾きが各々異なります。稜線の傾きが各々異なることで、映り込む街の風景や光が面ごとに全て微妙に異なってくるのです。

立体的な多面体ではなく、ファセットのわずかな傾きによって生じる複雑な映り込み、反射を抽出することによって、ダイヤモンドの透明感のある純粋で洗練されたイメージを引き出すことができたと思います。

ちなみに、多角錐形状のアルミパネル間には、赤色LEDと白色LEDが内蔵され、
プログラムによって赤から白へと緩やかに変化します。ブランドのコーポレートカラーである黒(パネル)と赤(照明)を配したファサードと金属パネルの重厚感、そして多面体に映り込み反射する多彩な光・像は、ブランドの哲学を体現した外装となったと思っています。
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# by liquid_architects | 2009-03-11 18:40 | hiroki matsuura
「ドバイのプロジェクト」について
去年竣工したドバイのプロジェクトについて今日は書こうと思います。

「創る」という行為は「壊す」という行為と表裏一体の関係にあります。ファッションデザインという行為が新しい衣服のカタチの追求であり、その提示である以上、そこには前衛的なデザインの出現があります。このプロジェクトで空間に導き出したコンセプトは、『読み替え』。
現地のありふれた材料や工法を用いながらも、その使い方、見せ方を変えることで、何か別の意味に変換してしまうことを試みています。
それは、我々が素材や空間に抱く一般的なイメージを解体し、再構築する行為と言えるでしょう。そういった行為は、先入観とも言えるブランドイメージを払拭し、ブランドそのものが本来持つアバンギャルドな主張を前面に出すこととなると考えました。

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「砂漠の砂左官」
国土の大部分は、平坦な砂漠地帯であるドバイという地において、最も安易に安価で手に入る建築材料は砂漠の砂です。地場の自然素材しか使えなかった時代には、風土に根ざしたその土地固有の建築が造られ、それがその土地固有の風景を生み出していました。
風土という言葉は、グローバルな現在は風化しており、都市生活の環境は、その差がなくなってきているのが実情です。しかし、本来の建材はその風土と密接な関係を持った材料であるべきだと思います。
今回はその砂を左官材として空間全体に使用しました。
現代のマテリアルといえるハイテック樹脂を用いた半透明の什器と現地の建築で最もプリミティブな砂。
未来の素材と根源の素材との調和、相反する素材の組み合わせから生まれる力は、アバンギャルドな主張を前面に出すこととなると思います。未来と根源の調和、相反するものから生まれる力・創造、完成されていない荒削りなもののみが放つ強さは、より光を放ち、強いメッセージを表すこととなるでしょう。

砂壁(左官壁)は、塗りによって層を重ねていきます。しかし、絶対的な約束事はほとんどなく、塗り回数を増やしたり、減らしたり、手間をかけたり省略したり、途中で仕上げをやめておくことも勿論可能です。重ねて塗ることが容易なため、砂絵などの模様や、二色に分けて模様を付けることも可能です。
つまり、砂壁は永遠に未完成なものであり、だからこそ美しく、強い光を放ちます。
ファッションは変化するものであり、変化していくからこそ魅力があると思います。砂壁も同様、随時、破壊と構築を繰り返すこととなるでしょう。
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# by liquid_architects | 2009-03-10 18:14 | hiroki matsuura



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