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「越後妻有アートトリエンナーレ2000」回想 その1
ホームページに「Scaping Objects」をアップしました。
過去に時間をかけて考えたことは、今現在、物事を考える際の礎になっていると思いますので当時をふりかえり頭の中を整理してみます。まずこのアート作品が制作された経緯は以下です。

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・「越後妻有アートトリエンナーレ2000」公募作家に選出される
10年前(まだ建築学科の大学院生でした)「越後妻有アートトリエンナーレ2000」の公募作家に応募し書類審査、公開プレゼン審査を経て公募作家に選出されました。公募作家はトリエンナーレ会期中に作品を実際に制作し発表するのですが私が提案した案は実現するには多くの問題を抱えていました。それは会期中に作品の設置や回収というパフォーマンスが必要なためパフォーマーが必要なことや、技術的にどう制作するか、制作費をどのように捻出するか、現地での滞在場所はどうするか等の問題であり、大規模なアート作品を制作したことのない私にとって難問ばかりでした。
そこで当時、同じ渡辺真理研究室に所属していた信頼できる友人達に公開審査直前に協力をもとめ計6人でLUXというグループを結成し制作を行う体制を整えました。試行錯誤しましたがほぼ原案通りに実現することができ公募作家の中から選考されるグランプリを受賞することができました。

建築学生はどうしてもアイデアが机上で完結してしまいます。明快に趣旨を説明することや模型を制作する訓練はするのですが、個人として責任をもち実社会と直接向き合う機会は少なく、またある規模のものを実際に制作する機会もほとんどもつことができません。また世の中にないものを制作するには協力者を募り協議しつづけることが必要で、強い信念と労力がもとめられます。実際に実務で建築が竣工するまでには当然のようにもとめられるこれらの作業を、学生のうちに経験できたことはとても貴重でした。
(回想 その2へ続く 後日)
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by liquid_architects | 2009-03-05 15:37 | shiro kobayashi
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